開国―愚直の宰相・堀田正睦 (講談社文庫)



開国―愚直の宰相・堀田正睦 (講談社文庫)
開国―愚直の宰相・堀田正睦 (講談社文庫)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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阿部正弘と井伊直弼の狭間に埋もれがちですが・・・

 親藩・外様大名をも幕政に参与させんとする阿部正弘ら一橋派と、従来通り譜代大名が幕政を担当すべしというレールを維持する井伊直弼ら南紀派が鋭く対立する幕末政局。そのような中、水戸斉昭の差し金で南紀派のニ老中が更迭された。その後、両者の妥協の産物で、後任の老中首座に起用された堀田正睦を、佐藤氏が長編で描く。器用じゃない。スマートじゃない。弁も立たない。しかし、川路聖謨、岩瀬忠震、筒井政憲ら吏僚グループを駆使し、わが国を植民化から守り、開国という形で軟着陸させたのは堀田である。最後はうかつに上洛して勅許を得られず失脚するが、その過程で堀田とその周辺がどう動いたのかを鋭く描いた巨編です。是非ご覧頂きたい。



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